住宅会社との打ち合わせに遠慮してしまう

 

注文住宅をご計画の方には、住宅会社との打ち合わせに遠慮されているケースが多く見受けられます。

当社へのご相談者に、そのような方がいらっしゃいます。

・打ち合せしている工務店に、間取りの要望を伝えても図面が直らないので、あきらめるしかないと思っている。
・ここに収納を取りたいと思っているが、工務店の担当者に断られてしまいそのまま我慢してしまう。
・一方的に打ち合わせが進み、言いたいことはあるが、言ってはいけない雰囲気になっている。
・何の説明も無しに、工務店の仕様や考え方で進んでしまい後には引けない状況になっている。
・提案された間取りに対し、何の説明も無しにこれで決めますかと契約を迫ってくる。

私からすると、とても不思議に思ってしまいます。
注文住宅で、家づくりを主導するのは施主です。
施主の想いに応えるのが住宅会社です。

なぜ、注文住宅なのに住宅会社に遠慮して、言いたいことが言えないのか。
なぜ、注文住宅からの説明も無しに、我慢してまでも依頼しようとしているのか。

 

その原因は大きく3つあると思っています。

1.住宅会社が受注優先であること。
2.住宅会社に顧客志向の意識やスキルが足りないこと。
3.施主の情報収集や交渉術が不足していること。

 

1.住宅会社が受注優先であること。

住宅会社としては、いかに施主に情報を伝えず、手間暇を掛けず受注し工事をしていくかが重要であることです。
自社の基準や仕様のまま、流れ作業的に打ち合わせを進めることで、無駄な経費を掛けないようにするためです。

そのことを、施主が理解して依頼するのであれば、問題は起こりません。
しかし、その認識が施主と住宅会社とで違っている場合は、打ち合わせに困難が生じてきます。

 

2.住宅会社に顧客志向の意識やスキルが足りないこと。

施主の気持ちを汲みながら、施主にとって最善の注文住宅を建てることを目的とした住宅会社であれば、問題は起こりません。
また、コミュニケーション力や技術力や提案力が高いのであれば、尚良いでしょう。

しかし、そのような住宅会社でなければ、施主に対し一方的に自社のやり方を進めてしまいがちです。
施主がこうしたいと思っても、我社ではこうするのが正しいと、受け付けてもらえないことも起こってしまいます。

 

3.施主の情報収集や交渉術が不足していること。

施主側に、実情に即した家づくりの情報収集や、商談・交渉術が不足している場合です。
多くの方にとって、家づくりは一緒に一度、最初で最後の一大事業です。

しかし、何をどうしたらいいのか、わかっている施主はほとんどいません。
住宅会社に行けば何とかなるだろう、いろいろと教えてくれるだろうと思っているようです。

家族の家づくりとは何かがわからずに、住宅会社と商談や交渉するのはとても危険なことだと気づいていないのです。
また、特定の住宅会社の情報に対し、客観的ではなく盲目的に信じ切っている場合も、後々言いたいことが言えなくなってしまいます。

 

これらの理由から、家づくりは住宅会社主導に傾き、施主として言いたいことが言えない状況に追い込まれてしまうのです。
そのような状況で施主ができることは、遠慮したり、我慢したり、あきらめたりすることしかないのです。

 

 

そのような状況に追い込まれないためには、どうしたらいいのでしょうか。

1.契約前であれば断ることも考える。
2.事前に実情の情報と交渉術を知る。
3.施主の味方となる人を付ける。

 

1.契約前であれば断ることも考える

家づくりに遠慮したり、我慢するくらいなら、今打ち合わせを進めている住宅会社ではなく、違う住宅会社を選択する可能性を考えてみてはいかがでしょうか。

勇気を出して言いたいことを言ったのに、伝わらないような住宅会社は、おそらく顧客志向ではない可能性があるからです。

 

2.事前に実情の情報と交渉術を知る

家づくりの情報は、雑誌やネットで多くありますが、実情の情報はほとんどありません。
施主ができる情報収集は楽しみながらできるのですが、施主ができない情報収集もあります。

また、住宅会社との商談や、交渉術を教えてくれるところもありません。
そこで、第三者、もしくは中立的立場の専門家に相談するという選択肢が出てきます。

 

3.施主の味方となる人を付ける

1回しかない家づくりの機会に、多くの建築知識を得ることは事実上不可能ですし、合理的ではありません。
しかも、何が正しくて何が違っているかの判断も、施主だけではできにくいのが現状です。

半年も1年もかけて、いろんな住宅会社と打ち合わせをし、その度に休日や費用を使っていくのです。
こうして、やっと家づくりの方向性が分かった時点で、疲れ切ってしまいます。
本当は、そこからが家づくりの本番を迎えるというのに。

その分の時間や見えない費用をたくさん使うのであれば、施主の味方となる専門家と一緒に家づくりをする選択肢があります。

 

当社は、家づくりで遠慮したり、我慢したり、あきらめたりしないように、施主の味方になって家づくりサポートをしています。

ご相談に来られる方は、住宅会社に言えない気持ちを吐き出します。
そして、その吐き出した問題点を、一緒に改善へ向かうようにアドバイスや提案をしていきます。

味方がいれば、言いたいことが言えるのではないでしょうか。

せっかくの注文住宅です。
これから何十年も家族で暮らしていく家なのです。

もっと堂々と、言いたいことが言えるように、あなたの味方として応援します。

 


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