前置き
- 手書きでの作り方です。
- 間取りの基本的な作り方を学びます。
- 建築基準法や用途地域などの考慮は、別途省きます。
- 間取りの詳細な構造計算や採光、換気計算などは、専門家に任せましょう。
目次
間取りを作るための基本(初級編)
- 準備するもの
- 敷地条件と方位を考慮する
- 雪の処理の仕方を考慮する
- 間取りの基本的な寸法を知る
- 上下階の一致を考慮する
- 窓やドアの種類を知る
- 住宅設備機器や家具のサイズや配置を考慮する
- イメージを付箋で切り貼りしてみる
- 全体の図面を手で書いてみる
自分に合った間取りへのカスタマイズ(中・上級編)
※当社よりアドバイスします。詳しくはお問合せください。
- 要望や不満点をあげる
- 優先順位を決める
- 日々の生活導線や使い勝手を考慮する
- 将来の姿を思い描く
- 予算に応じた間取りを作る
- 構造の丈夫さや品質を考慮する
ワークショップ来場者特典
※参加いただいた方への特典です。詳しくはお問い合わせください。
- 作った間取りを3Dソフトに入力して確認してみる
- 無料アプリで立体の間取りをいつでも見れる
- 間取りの光熱費を算出します
1.準備するもの
- 方眼紙
- 鉛筆・消しゴム
- 付箋
- ハサミ
(以下はお好みでご用意ください。)
- 消せるペン
- 定規
- 色鉛筆
- メジャー
2.敷地条件と方位を考慮する
敷地の方位によって、日の当たり方が違うため、部屋の配置を考慮する。
※近隣の建物の位置や高さや四季で、日の当たり方が変わってくる。
※お隣同士の窓の位置や高さが同じだと、視線が合ってしまうので注意する。
四季を通じた風の吹く方向も考慮してみる。
3.雪の処理の仕方を考慮する
近隣と雪の処理でトラブルにならないように。
また、道路の除雪体制を確認しておく。
4.間取りの基本的な寸法を知る
グリッドを基準にする
ほとんどの住宅が、畳1枚の寸法を基準に作られています。
それが1帖(畳)となります。
畳を半分にした真四角の、一辺の長さ(910mm)を基準にして、間取りを作っていきます。
910mmという寸法がグリッドとなり、910の半分の長さ、三分の一の長さ、四分の一の長さというグリッド線で、部屋の間仕切りをしていきます。
方眼紙を使うことで、難しい計算をする必要がありません。
慣れるまでは、910mm枠、455mm枠の寸法で壁を書いていきましょう。
部屋の基本サイズを確認
※その他
ホール・廊下 ダイニング シューズクローク 物入れ ベランダ 物干し場 など
1枠、半枠などを利用して組み合わせていく
5.上下階の一致を考慮する
1階・2階の主要な柱や壁、そして区画に対し、上下階をある程度一致させると強い構造体となり、構造体の費用の削減につながります。
柱の上下が合っているほど、垂直力は強くなります。
赤線の区画が上下で合い、さらに狭い間隔であるほど、構造は強くなります。
(ただし、そのために部屋が小さくなっては本末転倒ですが・・・)それらを少し考慮しながら、間取りの調整をしていきます。
まずは、上下で無理に合わせなくても構いません。
微調整は当社へ確認ください。
6.窓やドアの種類を知る
窓の種類
窓には様々な種類がありますが
- 引違窓
- 掃出し窓
- 横すべり窓
- 縦すべり窓
- FIX窓
これらが多く使われています。
間取りとして記載するときは
のように記載し
引違窓や掃出し窓は910mmのグリッド2マス分
縦すべり窓や横すべり窓、FIX窓は910mmのグリッド1マス分
それぞれ記載していきます。
もちろんサイズは様々にありますが、最初は上記を基準にして考えるとわかりやすいと思います。
ドアの種類
ドア、内部建具にもさまざまな種類があります。
- 玄関ドア
- 勝手口ドア
- 室内ドア
さらに、ドアではなくそれぞれに
- 引き戸
- 引違戸
- 引込戸
- 折れ戸
があり、また扉の枚数によっても様々あります。
〇玄関ドア・勝手口ドア・室内ドア
〇片引き戸
〇2枚引き戸
〇引違戸(襖・リビング出入り戸・収納など)
〇浴室折れ戸
〇折れ戸(クローゼットなど)
〇折れ戸(物入・収納など)
7.住宅設備機器や家具のサイズや配置を考慮する
住宅設備機器とはシステムキッチンや洗面化粧台、ユニットバス、などを指します。
間取りを描くうえで重要なことは、そのモノ自体のサイズと配置する場所を考えることです。
家具も同様に、サイズ・配置を考慮して書いていきましょう。
配置を考慮する際は、そのモノ自体を使うときを想定し、どのくらいのスペースがあれば、使用することができるのか、間を通行することができるのかを考えます。
〇システムキッチン、洗面化粧台、冷蔵庫・洗濯機
〇トイレ
〇ユニットバス
〇ダイニングテーブル
〇ダイニングチェア
〇ソファー
〇寝室・子供部屋 ベッド
お手持ちの家電や家具の寸法を測って、平面に表現してはいかがでしょうか。
8.イメージを付箋で切り貼りしてみる
要望を〇や□で簡単に配置してみる(これをゾーニングと言います)
1枠や2枠、6帖や8帖などの大きさで付箋を切り、名称を入れ、ゾーニングを参考にして、貼っていきます。
付箋ならはがして移動が楽にできます。
9.全体の図面を手で書いてみる
今までのことを踏まえて、手書きで図面を描いていきます。
鉛筆や消せるペンであれば、細かい修正をしながら描けます。
部屋ごとに色分けしても面白いかもしれません。
何度か描いていくうちに、次第にすぐに手書きに向かうことができてきます。
時々、当社に確認や修正をしながら、より良い間取りを目指します。
間取りを書いたら、面積の確認をした方が良いでしょう。
以下からはワークショップに参加いただいた方への特典です。
各会場やお客様のご都合に合わせて随時開催しています。
詳しくはお問い合わせください。
来場者特典1.作った間取りを3Dソフトに入力して確認してみる
作った間取りは当社で清書して3Dで立体化します。
〇1階
〇2階
〇外観パース・内観パース
道路側が北のため、日中は敷地の後ろ側に太陽光が射す様子がわかります。
従って、道路側を玄関や水回りにして、反対側をダイニングやリビングに配置してみました。
何度か変えてみて、納得のいく配置としたいものです。
来場者特典2.無料アプリで立体の間取りをいつでも見れる
3Dで立体化した間取りをお手持ちのパソコン・スマホで立体表示。
見たいときにいつでも確認することができます。
ウォークスルー対応なので、立体的に部屋などの間取りのサイズ感を見ることができます。
来場者特典3.間取りの光熱費を算出します
作った間取りから光熱費を算出します。
この建物だったらいくらくらいの光熱費がかかるのかが想定できます。
建物の性能値ではわからない、実際の暖かさ・寒さ。
サッシの種類や断熱材などの断熱仕様や気密、床材の種類、熱量、方位、周辺の建物などから、
ご家族が実際にお支払いになる光熱費で示します。
光熱費算出例
ワークショップ開催ご希望の方はページ下部、もしくはお問い合わせページよりご予約ください。