コンセプト:星空を眺める暮らしを叶える中庭のある住宅
以前、山田が従事していた建築家プロデュースで、施主のコンセプトを叶えた家づくりを紹介します。
「コンセプト」から家づくりをする楽しさや、満足を感じながらの暮らし方の参考になれば幸いです。
※ 個人情報や建物写真は、前職との都合上、おおやけにはできないことを、ご了承いただきたいと思います。
茨木県にお住いの方から、当時勤めていたプロデュース会社に問い合わせがありました。
建築家に星空を中庭から眺める家を設計してもらいたいとのことです。
メールでやり取りをした後、プロデューサーである私(山田)がお客様のご自宅へ伺いました。
水戸市にあるご自宅の横の敷地に、家族4人の平屋を建てたいとの事でした。
いわゆるコートハウスです。
ご夫婦とも共働きで、職場結婚したとのことでした。今でも一緒の職場で働いているとのことです。
土地があるのは、水戸市といっても少し山奥に近く、自然が豊かなところという印象でした。
だからこそ、幼い頃よりきれいな星空を眺めながら、時を重ねてきたんだと思いました。
奥様も子供たちも、星空が大好きとのことです。
その星空を暮らしのメインにしたい、そのための中庭が欲しいとのことでした。
また、平屋にしたいとのことで、中庭を中心に、それぞれの居室を回遊したいとのことでした。
私は地元の建築家、兼施工会社経営の方を紹介したのです。
その建築家は年齢は若いのですが、実家が工務店経営しているため、幼い頃より建築には精通しています。
また、作品がシンプルで、ご夫婦には年齢も近いことから、きっと合うのではないかと思っていました。
ご家族と建築家は相性が良いようでした。互いに本音で意見を交換し、妥協したくない様子がうかがえます。
打ち合わせが進んでいくと、お風呂にも天窓を付けて、入浴しながら星を眺めたいという要望もでました。
浴槽はアメリカ製のジェットバスがいいとのことで、他の予算を削り、浴槽に当てました。
今回は、建築家と施工会社が一緒なので、私も一緒に見積もりを作りながらの設計となりました。
家族のコンセプトを際立たせる。それが家族にとっての幸せな暮らしに繋がっていきます。
設計段階や施工段階は、家族にとっても我々にとっても、とても楽しい時間となるのです。
子供たちにとっても、思い出の家づくりのなるのではないでしょうか。
当地域のような雪国では、コートハウスや平屋、そして天窓などは採用しずらいと思います。
私が訴えたいことは、地域に準じながらも工夫次第で、楽しい家づくりができること。
そして、何よりも家族の思いであるコンセプトをしっかりと持つこと、それが大切だと思います。
コンセプトのある暮らし方は、家族の幸せの方向性を示してくれる一番星になると、私は思います。
◇ コンセプトから叶える家づくりサポート
◇ 新築・建替え・リフォームまで
◇ 家族の味方になってサポートします
◇ 住宅会社との商談・交渉の前に
◇ ホームサポートへご相談ください