住宅会社選びで迷われている方へ、ポイントをお話したいと思います。

最も重要なポイントは、自分たち家族の要望に合う住宅会社かどうか、ということです。
そして、そのことが全てと言っても過言ではありません。

家づくりをお考えの方のお話を伺うと、どの住宅会社が良いのかわからない、とおっしゃいます。
その問いに対して思うことは、今の時点では家族の要望がまとまっていないのではないか、ということです。

どの住宅会社がいいのか悪いのかは、家族に合っているか合っていないかと思うからです。
そのことを踏まえて、これから住宅会社選びのポイントをお話していきます。

住宅会社には大きく分けて、２つの種類があると考えています。（私の考えですが）

それは、極端に言うと、販売系か、技術系か、という種類分けです。

販売系の住宅会社には営業担当が在籍しており、皆様の窓口となり家を売る仕事を担っています。
会社としての目的は、住宅を売ることです。（もちろん、良い家を作る上で、ということですが）

一方で技術系の住宅会社には、営業担当が在籍していないか、社長や設計担当などがお客様の窓口になっています。
会社としての目的は、良い家を作ることです。（もちろん、家を売らなければ収益が発生しませんが）

要は、売ることが目的の一番になっているか、良い家を作ることが目的の一番になっているか、という優先順位ということです。

営業系の住宅は、住宅を商品化している場合が多いと思います。
皆様が良く聞く「当社の標準仕様はこれです」ということです。
商品には価格が設定されており、できるだけ、建材や住宅設備機器などの材料を一律化し、
下請け職人さんへの外注費を取り決めすることで、皆様への見積もりを出しやすくしています。

一方で技術系の住宅は、住宅を商品とは考えず、家族に合うオーダーで作る場合が多いと思います。
住宅の性能や品質は一定以上に高く設定されている場合がありますが、間取りや使い勝手、
建材や住宅設備機器などは、家族の趣向や予算によって選べる場合が多いのです。
そのために、この家はいくらですとは言いずらく、家族の予算に合わせて、様々な提案をしながら進める傾向にあります。

従って端的に言えば、営業マンにお任せして、その会社の商品化された住宅を買うという
感覚であれば、販売系の住宅会社が家族に合う、ということになります。

しかし、家族の意向として、こんな住まいで暮らしたいなど叶えたいことがあったり、
こだわりがあれば、技術系の住宅会社で家づくりを進めた方が家族に合う、ということになります。

また、営業系か技術系か、その住宅会社はどちらなのか、といった傾向を知るには、
先ほど話をしました、営業担当が在籍しているかどうかの他にもう一つあります。

それは、その会社の社長や支店長などが、営業出身か技術出身か、ということです。

このことが、住宅会社の傾向を大きく左右する要因となります。

それらを踏まえながら、家族に合う住宅会社の傾向を、販売系なのか、技術系なのか、
そのことが住宅会社選びの大きなポイントになってくるのです。

よって、家族の意向に合う住宅会社は、営業系なのか技術系なのかを判断したうえで、
その系統の中からピックアップすることが、ミスマッチを防ぐことにつながるのです。

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