家づくりの仕事をしていると、誰と出会うかが大切だと感じます。

建材メーカーや専門業者などの会社は、ネットや電話帳に載っています。
取引したいと思う会社は、簡単に調べることができます。

しかし、誰が担当になるかは、会ってみないとわかりません。
また、どんな人柄でどんなスキルをもっているかは、仕事をしないとわかりません。

一度仕事を通じて意思疎通ができれば、次からの仕事はスムーズに進みます。
しかし、担当者との相性が良くなければ、常にストレスを抱えなければなりません。

会社という組織同士では、金銭を含む約束事が守られていれば、大きなトラブルにはなりません。
しかし、担当といった人間同士では、互いのスキルや感情などが仕事上では大切な要素となります。

会社か個人か、どちらが大切かは一概には言えませんが、私としては個人の誠意に比重を置いてしまいます。

どんなにいい商品を作っている建材メーカーでも、担当者が約束を破ったり対応が不誠実なら、今後付き合いたくはありません。
担当を変えてもらえるか、他にいい商品を作っているメーカーを探せばいいことです。

大勢の職人を抱えている知名度がある専門会社でも、不誠実な職人を派遣した場合、改善がなければ二度と工事を依頼しません。
お客様のために、誠実な仕事を心がけている専門会社や職人を探します。

家を建てたいと思っている方も、どこ（住宅会社）で建てるか、誰（担当）と建てるかを気にかけていると思います。

どこで建てるかは、その住宅会社が提供できる建物の仕様や品質を吟味することで、選んでいくことができます。
しかし、誰と建てるかは、依頼先の担当に会って、話しを進めていかなければわかりません。

家づくりは、「どこ」と「だれ」が一致しない場合に、とても難しくなっていきます。

家という建物に関しては、今どきどの住宅会社でも大きな差はありません。

大きな差が出るのは、「人」なのかもしれません。

 

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