パートナーシップ

 

仕事が丁寧で的確、お客様とのコミュニケーションにも長けている。誠実で嘘が嫌い、といった職人らしさはもとより、お客様に心から喜んで頂くために、とことんお客様に向き合う。時には、工務店の現場監督の指導も行っている。(多くの住宅会社の現場監督は、職人さんに育てられるのだ)

仕事を通じ、そんな印象を持つ大工職人が、春日さんだった。

多くの住宅会社では、お客様に対し、高品質な住宅建築を提供するため、様々な工夫をしている。但し、コストダウンと効率性の両立があってのこと。中には、営業受注を優先し、品質向上に手が回らない住宅会社もある。

私も春日さんも長年の経験から、表向きの品質の良さではなく、実質的な品質の良さが本当は大切なことではないかと考えていた。それは丁寧に家づくりをしますというPRではなく、丁寧な家づくりをするという覚悟なのではないかと思うのである。

住宅のデザインや強度、設備仕様や温熱環境。それらは、どの住宅会社でも同様にできてしまうのが今の時代である。(そのため住宅会社ごとに、ある程度の特徴があり、それを見定めることが顧客と住宅会社のミスマッチを防ぐ)住宅価格にいたっては、顧客の予算によっていかようにもなるのが現実なのだ。

大切なことは、どの住宅会社の、どのデザインや価格を判断材料にするかではなく、どんな管理をし、どんな職人が作り「高品質」な住宅を望み叶えるのか、ということではないだろうか。

売ることが優先の時代、いい仕事を顧客に届けるということが優先される家づくりを共有の思いとして、多くのお客様との家づくりを行ってきた。

良い家を建てるとは、良い専門家や職人が仕事に携わること。

そしてもうひとつ大切なことがある。それが「チームワーク」である。

 

専門家と職人、そして職人同士がパートナーシップを結び、互いに良いチームとなることだ。そこにお客様もチームメンバーとなり、一緒にお客様の住まいを作りあげていくのである。

そのような住宅会社はほとんど存在しない。住宅会社の規模が大きくなるほど、チームワークとはかけ離れていく。互いに知らない職人同士が、流れ作業的にお客様の住宅を、大急ぎで現場で組み立てていくのである。

 

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