プロデュース説明

 

これから私が起業する「住まいプロデュース」のお話をN様にした。

 

〇顧客の要望をじっくり聞き、イメージを図面化していく。

〇現況を十分に調べ、リスクを洗い出し、予算との調整を行う。

〇場合により施主支給を積極的に行い、コストを下げていく。

〇顧客のサイズ感に合った寸法を、一つ一つ納得しながら確認していく。

〇DIYも取り入れ、思い入れを込め、手作り感を味わってもらう。

〇これらを何度も図面化し、納得いくまで丁寧に変更を重ねていく。

〇イメージパースや仕様など、モニターで確認していく。

〇図面やパースは、顧客のスマホやPCに随時データ送信し、都度確認。

〇施主の予算に合わせ、提案、優先順位や選択基準を際立たせていく。

 

これらは、建築家などでも行っていること。

 

予算、図面、仕様などが出来上がり、次は工事となる。

一般の建築家などでは、ここから施工会社を選定するため

コンペなどを行い、工事業者を決めていく。

一般の住宅会社やリフォーム会社であれば、

ここから下請に工事を発注していく。

 

どれも顧客と、実際工事を行う業者や職人とで話し合いが無い。

顧客と作り手が分断されているのである。

しかも、見積価格には、必要以上の経費が計上されている場合があり、

顧客にとって不透明な見積書はわかりづらい場合が多い。

私が起業する「住まいプロデュース」とは、顧客と作り手が

互いに「チームワーク」で繋がるように、住まいづくりの編集を行う。

建築家の要素、住宅会社の営業や企画、設計や現場担当といった、

いくつもの役割を担う。

 

住宅会社が多くの顧客に掛ける広告費や営業経費。

住宅会社と契約した顧客が、他人の営業経費まで支払うことになる。

その経費を省き、顧客の大切な予算は、できるだけ顧客のために使う。

 

 

依頼者である顧客、そして実際に工事をする業者や職人。

その間に中立的(第三者的)立場をとり、顧客と職人を繋ぎ、

住まいプロジェクトの「チーム」を作る。

顧客・プロデューサー・業者や職人が一体となり、力を合わせる。

そこに必要以上の経費はいらない。価格も正直に伝える。

チーム内コミュニケーションを円滑にし、段取りや伝達など、

下請仕事では無駄が生じる経費を削減できる。

 

業者や職人は、住宅会社と下請けという位置づけではなく、

目の前の顧客に頼りにされるチームメンバー、という位置づけ。

だから本来の建築技術や経験を、顧客のために十分に活かすことができるのだ。

 

金メダルを目指すアスリートは顧客、

監督はプロデューサー、

各分野の専属コーチ達は職人や業者といった具合。

 

チームの目標は、顧客にとって最善の住まいを共に作り上げること。

それが「プロデュース」であり、起業した目的である。

 

プロデュースのお話を聞いたN様は、

「こんなサービスが欲しかったのよ」と明るく言った。

 

次へ(④法規や営業許可の確認)

 

リフォーム 十日町市 日和やのだいどころ 様 記事一覧へ戻る

施工事例一覧へ戻る